Project 1:Type II(Early) フロントマスク下部 アウターパネル張替え 


ブリスターが出ているとパネル表面からではなく、内側から錆が発生してると考えて良いでしょう。

表面の錆処理をして塗装を行ってもすぐに錆が出てくる場合があるので、ブリスターが広がらない
うちにパネルの張替えをお勧めします。


切開するとこのような状態です。インナーパネルの下部は腐って原型を留めていません。


これではボディー剛性の面からも不安になりますよね。


錆に強いボンデ鋼板を使って現物合わせでインナーパネルを板金します。
インナーパネルは別料金になりますが状態が悪ければ一緒に作業されることをお勧めします。


仮合わせを何度も行い溶接で接合します。


車の印象に影響する大事な部分です。

市販の補修パネルを使っても良いのですが車の状態によってポン付けできない(位置が合わない)
ことが多々あります。パテでうまく処理することもできるのですが、仕上がりや経年変化による品質を
考慮するとやはりボンデ鋼板をつかって板金で作製するのが経験上一番と考えております。


プレスラインや盛りを現物合わせでたたき出していきます。

何度も仮合わせを行い納得いくまで作業を繰り返します。


裏からみたところです。裏面も表面同様に錆止めとなるプライマー塗料を吹き付けます。


デラックスモール付の場合も仮合わせを何度も行い納得が行くまで調整していきます。


BUG BOXのこだわり部分です。

どうしてもウインカーやヘッドランプ、場合によっては窓枠の錆穴から雨水が進入してくるので
水抜きの穴をコイニングして開けます。


アウターパネルの溶接による接合が終わるとプライマーを吹き付けます。


この後、溶接の接合面をパテで仕上げて、色を吹き付けて完成です。


上塗り塗装


上塗り塗装


仕上がり!!