ケース 2 : 首都高速で限界超えちゃったType I

BUG BOXでは基本的に "多点引き" を採用しております。

多点引きのメリットは
 1、 引く力が少なくて済む 
 2、 色々な角度から引くので、ボディーの負担が少ない
 3、 パーツが直る

フェンダーなどのパーツがある程度、元に戻るので板金で直すこともできる可能性が出てきます。

交換部品の入手に苦労する旧車にはベストな方法で、結果としてコストも抑えられます。

ノーズも入いっちゃってます。





多点引きで引っ張ります。



この段階で、フロントエプロン/RH、フェンダーパネルなど 80% ぐらい直っています。

あとはパーツをはずして寸法を確認しながら 各プレスラインを崩さないように叩いて行きます、

そしてプレスラインを基準にして 慣らしハンマーで慣らして行きます。






このType I は、74年式なのですが、 67ルックになっています。
オーナーの要望により、フューエルタンクを交換し、タンクのフタを埋めてしまいました。こんな事が出来るのも、VWの楽しさかも・・・


BUG BOXではパテは最小限の使用に留めています。なぜならば、厚盛りパテは割れが起きる可能性が高いからです。

特にホイールハウスなど泥、異物、水分が入りやすい場所は、割れが起きやすく、そこから錆が発生しやすくなるため、パテ使用は最小限にするべきです。。

BUG BOXではプラスチックパテ、ポリエステルパテとカーボンファイバーパテなどを用途にあわせて使い分けております。



塗装して組み上げたところ。

完成

今度は首都高速ではなく、サーキットで走ることにしました。

バーンアウト 決まってます。

PRAブラケットクラスに参戦
見事、一位優勝 おめでとう!!


(ボディー剛性もばっちりです)